SCSKの導入事例

目次

SCSKは、大手IT企業であるSCSKが提供するソリューションです。2013年からチャットボット開発に取り組み、少ないQ&Aデータでも高精度な回答を実現できるノウハウを蓄積してきました。ここでは、SCSKが提供するサービスの特徴や強み、導入実績について紹介します。

SCSKの導入事例

導入前の課題

SCSKのITヘルプデスクでは、ITサービスの種類増加や利用者拡大に伴い問い合わせ件数が増え、内容も複雑化していました。1件あたりのメール対応工数が膨らみ、ヘルプデスク担当者の負担増加によって、社内全体の業務効率低下が課題となっていました。

導入支援内容

PrimeAgentを社内ITヘルプデスクに導入し、ExcelベースでのFAQ管理とスロットフィリング(聞き返し)機能を活用した運用設計を実施しました。独自AIによる表記ゆらぎ対応やカテゴリ絞り込みを組み合わせ、運用負荷を抑えながら自己解決を促進する仕組みを構築。

導入後の成果

FAQの拡充とチャットボットによる一次対応により、社員の自己解決率が向上しました。曖昧な質問に対してチャットボットが適切に聞き返すことで、従来発生していた複数回のメール往復が不要となり、問い合わせ対応プロセスを短縮しています。

その結果、ITヘルプデスク全体の対応工数が削減され、担当者は付加価値の高い業務に集中できる体制へと改善されました。

SCSKの導入支援の特徴

SCSKは、カスタマーサポート業務での実運用を前提としたAI活用を強みとしています。Excelベースで管理できるプログラムレス設計により、導入後のメンテナンス負荷を抑えながら、問い合わせ対応の自動化と品質安定を両立できる点が特長です。

少ないデータでも成立する
問い合わせ対応

SCSKが提供するPrimeAgentは、長年の運用実績をもとに開発された独自AIエンジンを活用し、少ないQ&Aデータからでも実用レベルの回答精度を実現。初期データ作成の負担を抑えながら、FAQ対応や定型問い合わせの自動化を進められる設計です。

表記ゆらぎの吸収や文脈理解を前提とした仕組みにより、問い合わせ内容が多様な環境でも安定した応答が可能。多言語対応にも対応しており、海外拠点を含むカスタマーサポート体制の構築にも活用されています。

運用しやすさと業務連携を
重視した設計

Excelを用いた管理を前提とした運用設計により、専門知識がなくても内容更新や改善が行える点が特徴といえます。問い合わせ履歴の分析を通じて改善ポイントを把握しやすく、運用を続けながら精度向上を図れます。

また、APIやRPA、メールなどとの連携により、有人対応や基幹システムと組み合わせた運用も可能です。オンプレミス・クラウド双方に対応し、セキュリティ要件を重視する企業のカスタマーサポートAI活用にも適しています。

SCSKの主な提供サービス

PrimeAgentは、独自AIを用いた多言語対応のAIチャットボットとして、スロットフィリングなどの言語処理機能を活用した問い合わせ対応の自動化を支援します。ExcelによるQ&A管理に加え、PoCやデータ分析支援、バイリンガル対応を含む運用委託にも対応可能です。さらに、API・RPA・メール連携や問い合わせ履歴の分析を通じて、社内ヘルプデスク業務の自動化にも活用されています。

SCSKでできること

 
確認項目対応状況 補足
顧客からの問い合わせ対応 Webサイト向けFAQ対応、コールセンター業務効率化、お客様向け問い合わせ対応に活用可能
社内問い合わせ対応 -
FAQ・ナレッジ活用 -
AIチャットボット運用 -
メール対応支援 問い合わせ内容に応じてメールフォーム起動や依頼メール作成可能
CRM・外部システム連携 API連携、RPA連携、SNS連携、有人チャット連携、外部システム連携のオーダーメイド設計が可能
導入事例の公開 -
導入後の運用サポート 導入サポート、24時間365日サポート、知識データベース運用委託、多言語運用サービス

SCSKの導入時に相談できること

SCSKを導入する際は、自社の運用方針や既存環境に適しているかを事前に確認しておくことが重要です。導入後のミスマッチを防ぐためにも、利用目的との適合性や有人対応との役割分担、既存システムとの連携可否など、あらかじめ相談・確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。

利用目的に合うか相談する

SCSKを導入する際は自社の問い合わせ業務やサポート体制に適した活用方法を事前に相談できます。例えば、顧客向け問い合わせ対応と社内ヘルプデスクのどちらに向いているか、どの業務をチャットボット化すべきか、FAQや問い合わせ履歴をどの程度活用できるかといった点を確認可能です。また、PoC(概念実証)の実施支援も提供しているため、本格導入前に期待する効果が得られるかを検証しながら導入方針を検討できます。

有人対応との切り分けを確認する

どの問い合わせをチャットボットで対応し、どの問い合わせをオペレーターへ引き継ぐかを事前に確認できます。SCSKは有人チャットとの連携に対応しており、複雑な問い合わせを有人対応へ切り替える機能を搭載できます。問い合わせ内容ごとの振り分け基準や引き継ぎのタイミング、有人対応時に共有する情報の範囲などを導入前に整理しておくことで、運用開始後の対応品質や業務効率の向上につなげやすくなります。

既存システムとの連携可否を確認する

現在利用しているシステムとどのように連携できるかを事前に確認しておくことも重要です。SCSKはAPI連携やRPA連携、SNS連携、メールアプリケーション連携、有人チャット連携などに対応しています。既存の問い合わせ管理システムや社内システムとのデータ連携の可否、連携時に必要な開発範囲、運用フローへの影響などを導入前に相談可能です。また、自社の要件に応じた外部システム連携にも対応しているため、標準機能だけで実現できる範囲と個別対応が必要な範囲をあらかじめ確認しておきましょう。

SCSKの主な導入実績

製造(家電)、医薬、金融など幅広い業種の企業における問い合わせ対応で導入実績があります。SCSK社内のITヘルプデスクでは問い合わせ件数を約25%削減したほか、製薬メーカーやクレジットカード会社などでも業務効率化の成果を上げています。グローバル企業向けの多言語運用における実績も特徴です。

SCSKの会社概要

所在地 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント(豊洲本社)
公式サイト https://www.scsk.jp/sp/primeagent/

SCSKの導入支援に
ついてのまとめ

SCSKは、独自AIによる安定した回答精度と、Excelベースで運用できる管理のしやすさを両立したカスタマーサポートAIを提供しています。少ないQ&Aデータから段階的に活用を始められる点に加え、7言語対応やPoC、運用委託まで含めた支援体制も特徴です。多言語対応や一定規模のQ&A運用が求められるグローバル企業や大企業において、社内ヘルプデスクや業務効率化を目的とした導入に適した選択肢といえるでしょう。

AIに求める役割は企業によって異なります。オペレーター対応の効率化を重視するのか、ユーザーの声を経営判断に活かしたいのかによって、選ぶべき技術やアプローチは変わってきます。こうした違いを踏まえ、当メディアでは目的ごとに選択肢を整理しています。

CHECK
「AIになにを任せるか」
で選ぶ
カスタマーサポート
AIベンダー3選

カスタマーサポートにAIを導入する企業が増える一方で、
「何をゴールにするのか」によって、選ぶべき技術やパートナーは大きく異なります。
本ページでは、サポート領域におけるAI活用の3つの視点──
問い合わせの自律実行/オペレーター支援/顧客理解と改善──に分けて、
それぞれの目的にもっとも適した国内ベンダーをご紹介します。

問い合わせ実行
AIでユーザーの問い合わせを
自律的に完了できる
ZeQ
HPキャプチャ画像
引用元:ZeQ https://www.landingpage-synergy.com/2Rq9Jl1U/
解決に導く主なソリューション
Zendesk AI

高度な生成AIを搭載し、定型的な質問応答から予約・注文処理までを自律的に完了させるソリューションです。コスメブランドのLushでは、AIが初期対応を担うことで一次解決率60%を実現し、毎月360時間の業務削減に成功。美容サロンのHello Sugarでも予約プロセスの自動化などにより66%の自動化率を達成しています。単なる“FAQ誘導”ではなく、顧客の課題を直接解決するAIをスピーディに立ち上げたい企業に適しています。

ZeQの強み

“チャットに答える”のではなく、ユーザーの目的を理解し、自律的に問題を完了させるAIエージェント。返金・配送確認・キャンセル処理などの実行業務を人手を介さず完了できるのが特徴。導入は数クリック・短期間で完了し、サポート業務の40〜60%を自動処理する実績も。Zendesk導入実績は500件を超え、味の素デジタルビジネスパートナー、ベースフード、SONY Bizなど業界を問わず支援してます。

オペレーターの回答補助
AIで電話応対と後処理の
負担を減らせる
PKSHA Technology
HPキャプチャ画像
引用元:PKSHA Technology https://www.pkshatech.com/
解決に導く主なソリューション
PKSHA Speech Insight

音声認識AIを駆使し、コンタクトセンターにおける電話応対から後処理(ACW)までをシームレスに効率化するソリューションです。通話内容をリアルタイムでテキスト化し、適したFAQを自動提示します。通話終了後はCRMの入力項目に合わせて内容を自動要約するため、オペレーターは確認・微修正のみで記録が完了。北國銀行などの事例ではACWを約30%削減した実績があり、現場の業務負荷軽減適してます。

PKSHA Technologyの強み

「人が主役」の設計思想のもと、コールセンター全体の能力とやりがいを高める支援に特化しています。独自の高精度な音声認識技術により、新人オペレーターでも迷わず正確な回答ができるようナビゲートします。また、SV(管理者)向けには、全オペレーターの状況のリアルタイムモニタリングや、感情変化・NGワードの検知アラート機能を提供。現場の心理的安全性を保ちながら、組織全体の応対品質向上と平準化を実現する点が評価されています。

顧客理解・分析
AIで顧客データを統合し、
一人ひとりに適したサポート
提供できる
トレジャーデータ
HPキャプチャ画像
引用元:トレジャーデータ https://www.treasuredata.co.jp/about-us/
解決に導く主なソリューション
インテリジェントCDP

カスタマーサポートに寄せられる声(VoC)だけでなく、Webサイトでの行動履歴や過去の購買データなど、企業のあらゆるデータを一元化する顧客データプラットフォームです。蓄積されたデータとAIを活用することで、解約リスクの予測や、顧客一人ひとりのニーズに合わせた的確なアクション案をリアルタイムに提示します。サポート窓口を高度化し、全社的なLTV(顧客生涯価値)の向上を推進したい企業に適しています。

トレジャーデータの強み

トレジャーデータは、顧客データ活用領域に特化したプラットフォームを提供する企業です。企業が保有するWeb行動データやサービス利用履歴、問い合わせ情報などを統合し、顧客理解を深めるためのデータ基盤を構築できます。こうしたデータを活用することで、カスタマーサポートにおいても顧客の状況を把握しやすくなり、担当者への振り分けや対応判断に役立てることが可能になります。サポート部門だけでなく、マーケティングや営業部門とのデータ連携にも活用されており、顧客対応の質向上やアップセルにつながる取り組みを支える基盤として導入されています。